ページスピードインサイトで「CSSの最小化」の問題を改善する方法

2019-07-07ページスピードインサイト

PageSpeed Insightsで「改善できる項目」として、CSSの最小化という項目が表示された時の対処方法です。

ページスピードインサイトでCSSの最小化

PageSpeed Insights

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CSSとは

Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)の略

ウェブページのスタイルを指定するための言語です。

CSSが書かれたファイルの事をCSSファイルと呼びます。

詳細をクリックすると、

Minifying CSS files can improve your page load performance.

と、表示されます。

翻訳すると、

CSSファイルを縮小することで、ページの読み込みパフォーマンスが向上します。

という事なので・・

どの様な改善を行えば良いかを説明していきます。

CSSの例

/* h1タグとh2タグの背景色の指定 */
h1 {
background-color: #000000;
}
h2 {
background-color: #000000;
}

上記の記述では、h1 タグと h2 タグの背景色を#000000(黒)で表示する指定がされています。

上記の記述は、次のように簡略化することができます。

/* h1タグとh2タグの背景色の指定 */
h1, h2 { background-color: #000000; }

h1 と h2 に同じスタイルを指定している場合、まとめる事ができます。

さらに圧縮・縮小をかけると、下記の様になります。

h1,h2{background-color:#000}

1行目の /* h1タグと・・*/ は、メモ書きの役割なので実質不要です。

さらに、不要な半角スペースが無くなり、カラーコードも #000000 → #000 に短縮されています。セミコロン「;」もこの場合省略できるので消えてます。

全て同じスタイルの指定ですが、容量(文字数)が違うのが解ると思います。

この様な縮小されたCSSにすれば、「ページの読み込み速度が改善されますよ~」という事ですね。

オンライン上でCSSが圧縮できるサイト

よく使っているサイトを2つご紹介いたします。

使う前の注意点

  • 圧縮前にバックアップを取る。
  • 圧縮後のコードを100%信用しないこと。
  • この記事の最後まで確認される事をおすすめします。

Online JavaScript/CSS/HTML Compressor

https://refresh-sf.com/

Online JavaScript/CSS/HTML Compressor

名前の通り、CSSだけではなく、JavaScript、HTML言語にも対応しています。

使い方

枠内にコードを貼り付けて「JavaScript」「CSS」「HTML」ボタンを押すだけです。

①上記で紹介したCSSコードを貼り付けて「CSS」ボタンをクリック。

CSSコンプレッサー使い方

②縮小されたCSSが表示されます。

CSSコンプレッサー使い方

出来上がったコードと、削減量が表示されます。

続いて・・

CSS Minifier (スタイルシートの圧縮)

https://syncer.jp/css-minifier

syncer-css-minifier

あらゆさんが運営するサイトのサービスです。(日本語対応)

こちらも使い方は同じです。

個人的に一番よく使わせていただいております。

出来上がったコードを別のCSSとして読ませてあげます。

例)

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/css/style.css"/>

↑元の記述を下記↓の様にするのが一般的です。

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/css/style.min.css"/>
元の style.css に上書きせず、style.min.css という minifiy(縮小)したCSSを作成し読ませる事で、復旧もメンテナンスも容易になります。

圧縮・縮小時の注意点

コードによっては、圧縮後に崩れる(変化する)場合があります。

圧縮前のファイルを必ずバックアップしておいて下さい。

圧縮のコツ・ポイント

全てのコードを一気に圧縮せずに、ヘッダー部分、メイン記事、サイドバー、フッターエリア・・など、パーツ毎に圧縮し確認していくと良いかと思います。

圧縮後にデザインが崩れる時は・・

別のCSS圧縮サービスを利用する。

「CSS 圧縮」で検索すると色々出てきます。

該当部分だけ手動で圧縮(縮小)する

崩れたCSSが判る場合は、手動で縮小することをおすすめいたします。

崩れた箇所が判らない場合

・デベロッパーツール(F12)などで調べると、ピンポイントでCSSの内容(変化)が判ります。

・どの様に変化したのかを「※ディフ チェッカー」などで調べるのもありです。(※後述します)

縮小したCSSコードを整形するサービス

https://lab.syncer.jp/Tool/CSS-PrettyPrint/

★合わせてブックマークしておきたいページです。

CSSの整形ツール

縮小されたCSSコードを貼り付ければ、見やすく整形されたコードに変換されます。

こちらを使って、崩れた箇所を「ディフ チェッカー」などで調べるのにも使えます。

圧縮後にページスピードインサイトで再チェック

ページスピードインサイト(CSSの最小化合格)

合格した監査に表示されれば、この課題はクリアです。

参考になれば幸いです。

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